「やりたい!」という芽を育てるために必要な、心の畑を耕す3つの要素

文月詩乃と申します。「これやってみたい!」って思ったら、ポンッと行動に移す程度にアクティブなので、やりたいと思ったことが次々と現実になる日々を過ごしております。

でも、最初からフットワークが軽かったわけではありません。少しずつ心の畑を耕して、「やりたい!」と思ったときにその気持ちの芽が畑に根付くための準備を行っているので、「やりたい!」を「やってみた!」に育てていけるのです。

今日はそんな「やりたい!」というワクワクの芽を、「やってみた!」へと育てるために必要な心の畑の耕し方を3つお話しいたします。

心の畑の耕し方① リソースの把握と投資

「やりたい!」という芽を育てるために、まずは土や水などのリソースが「どれくらいあって」「どれくらい使えるのか」を把握しましょう。

リソース① 時間

「やりたい!」ことのために、あなたは自分の時間からいくらかをその「やりたい!」と思ったことに投資しなければなりません。あなたの「やりたい!」という芽は他人の時間を使っても育つことはありません。

忙しくて時間無いよ!って方は、下記のやり方で自分の時間の使い方を見直してみるのはいかがでしょうか。

①ライフログを付ける

最初は面倒かもしれませんが、自分の時間の使い方を客観的に見ることができます。思わぬ時間(例:ぼーっとしていた。ゲームばかりしていた。)に貴重な時間を投資していた実態が見えてきたり。

また、ライフログを付けることで「今、何に対して時間を使っているのか」ということに意識が向かいます。そこで本当にやりたいことに時間をどう使っていくかを、考えるきっかけが生まれてくるのではないでしょうか。

②○○年後にできる事か考える

詩乃さんは少なくとも高校生の頃からこのような質問を自分に投げかけていました。その頃は「大学生になってできる事とできない事ってなんだろう」「25歳になってできない事って何だろう」等々。

もし、この質問の答えが「○○年後でもできる」になるならば、今急いで始める必要はないかもしれません。しかし、少しでも「○○歳からこれをやるのは難しそうだ」と思うのであれば、思い切って今から初めて見た方がよいでしょう。

リソース② お金

無くたってどうにかなるものもあるので、一概には言えませんが新しく何かを始める時にはお金がかかることが多いです。

昔どこかで聞いた話ですが、「今やりたいことが無いなら、貯金をしよう。いつかやりたいことが見つかった時に、すぐ行動できるように」って話になるほどな、と思いました。なくても工夫で何とかなりますが、あった方が思い切りよく一歩を踏み出せるかもしれません。

また、「やりたい!」という芽を仕事に育てていくのなら「稼ぐ力」をどうつけるかも必要になってくるでしょう。(ここについては詩乃さんも勉強中なので、今は詳しく触れません)

リソース③ 経験値

例えば詩乃さんが絵描きだったとして、「こんな絵を描きたい」と考えていたとします。実際に出来上がった絵は考えていた絵とは違った残念な仕上がりになり、「こんな絵が描きたかったわけじゃないんだ」と悔しい思いをすることでしょう。

あなたの「やりたい!」という芽に技術が必要なとき、いざやってみると(絵に限らず)このような悔しい思いをすると思います。しかし、もしその「やりたい!」を「やってみた!」まで育てることができたなら、その「やってみた!」という経験値が次の「やりたい!」を育てる「自信」という名の肥料となります。実行したというその経験値自体が次の「やりたい!」を育てるためのリソースになるのです。

この経験値は同じ分野(業界・世界)だけに通じる話ではありません。自分の予想していなかったジャンルで、今まで少しずつためてきた経験値を生かして「やりたい!」を「やってみた!」に育ったこともあります。無駄になる経験なんて滅多にないのですから、「やってみた!」を増やしましょう。

心の畑の耕し方② 環境を整える

土もこだわったし水も毎日ちゃんとあげてるのに芽が出ない!という時は、環境を見つめなおしましょう。もしかしたら、あなたの「やりたい!」という芽が育つには過酷な環境かもしれません。

環境を判断する4つのポイント

そこが適切な環境か判断するには、下記の4つのポイントを気にしてみましょう。

  1. 家族や親せき
  2. 友達や同僚
  3. 学校や職場
  4. 住んでいる地域

では、これらに当てはまる人を思い浮かべてみてください。

いかがでしょうか。

思い浮かんだ人たちは、あなたが「やりたい!」と宣言した時にどのような言葉を返すでしょうか。「いいね!応援するよ!」と笑顔で送り出してくれるでしょうか。はたまた「そんな面倒なことするの?どうせ無理だからやめときなよ」なんてため息をつかれてしまうでしょうか。

または、あなたは「やりたい!」って思うのと同時に、今思い浮かべた人たちに対して「なんか悪い気がする」と思っていませんか。そんな時、あなたは無意識に周りの人々の期待を感じ取って、その期待に応えようとしているのではないでしょうか。(もしそうなら、たまには自分が自分に対して持つ期待に応えてみてはいかがでしょうか。)

人は自分が思っているよりも環境に左右された決断を日々行っています。なのであなたの「やりたい!」を「やってみた!」に育てるために必要な環境を準備するのはとても大事です。先ほどの様に応援してくれる人や、人と人の関係性をつなげるのが得意な人と一緒にいた方が初めの一歩は踏み出しやすいでしょう。

環境の選択肢は広がっていく

学校や地域に活動が限定されがちな学生時代と違い、社会に出てからは「どんな自分になりたいか」「どんな人と一緒にいたいか」、最低限「やりたいという気持ちを否定され続けない」環境を自分で選択して投資することが必要になります。また、学生時代よりもその選択肢は広がっていきます。

「働き始めてから出会いがなくなった」なんて話をよく聞きますが、それは学生時代の人工的な出会いでマヒした感覚であって本来待ってるだけでは出会いなんてないのです。それと同じで自分にとって居心地の良い環境は自分で探す必要があります。

また複数の環境を持つ人はパワフルです。仮にAという環境で「やりたい!」を否定されたとしても、Bという環境で応援してもらえるならば、その人は一歩前に進むことができます。

心の畑の耕し方③ 素直になる

最後に、これが一番大切なことですが「素直」になることが「やりたい!」という芽を育てるために一番必要な要素だと詩乃さんは考えます。

素直な言葉を使おう

「やりたい!」と思ったことは「やりたい!」と素直に宣言してみましょう。昔から「類は友達」なんていいますが、「私もやってみたい!」って思ってる人や、後押ししてくれる人は意外といるものです。

また、言霊は自分の思考を形成します。何故なら人間は言葉を使いながら物事を考えるからです。なのであなたの口にしたその言葉はめぐりめぐってあなたの思考パターンとして自分に戻ってきます。素直に「やりたい!」と言えない人にはそれが実行できない理由が思考パターンとして刷り込まれ、素直に宣言できる人には実行できる理由がどんどん思い浮かんでくるものです。

人の好意を素直に受け取ろう

「やりたい!」と思っていたことについて、ある日友人が「こんな企画があるよ」「これ一緒にやってみない?」など声をかけてくれることがあるでしょう。そんな時に素直にその誘いを受け取れるか、「でも…」「まだ…」など言って先送りにするか、どちらが「やりたい!」の芽が育つか一目瞭然ですね。

こんな時、誘う側としては「この人とこれやったらきっと楽しい!」「この人はきっとこれ好きだから教えてあげよう!」とポジティブな気持ちを持っているものです。変に遠慮しないでお誘いには全力で乗っかってみましょう。

 

いかがでしょうか。長文にお付き合い頂きありがとうございました。

ちなみに詩乃さんは金欠と土日の予定がつかない以外のやりたい!ことは、ほぼ達成しています。

それでは、あなたが見つけた「やりたい!」が、「やってみた!」へとすくすく育ちますように。

これにて、ドロン。