お初にお目にかかります。文月詩乃と申します。現在、ライフエンジン2期生として活動や執筆に参加しております。
さてさて、第2回ライフエンジンに参加した時の事。「初対面の人の名前と顔を覚えられない」事についてちょっと盛り上がりました。詩乃的には
- 初対面でも覚えられる人と覚えられない人は注目するポイントが異なる
- 覚えられない私は「警戒心センサー」が作動し、相手の言動を分析している
ということだと考えています。
みんな初対面の時ってどこ見てる?
「いやー…僕、顔と名前覚えるの苦手なんですよー」
と、何気なく始まったこの会話。僕も私もと賛同する声もちらほら。もちろん私も苦手です。
どうして覚えられるの?
初対面で顔と名前を覚えられる人たちは、相手のどこに注目しているのでしょうか。まとめると
- 相手の外見的特徴や会話内容と名前を結び付けられる
この一点。しかしその粒度が非常に細かい。
私の場合「眼鏡の男の人」くらいにしか覚えられない(それすら怪しい)特徴でも、覚えられる人達はそこに「目はぱっちり」「ほくろがあった」「服装は△△」「話していた内容は○○の××について」など、情報が蓄積されていきます。
その時、私はどーしてる?
ここで私が初対面の人と話す状況を振り返ってみます。
- ど緊張。なぜか自分の周りだけ張り詰める空気
- ろれつが回らずにどもる。おろおろ
- 視線が泳ぐ。ゆーらゆら
- こまめに時間をチェック(帰りたいわけではない)
私の場合、緊張しいなので初対面だけでなくプレゼンなどでも緊張します。すると自分の言いたいこと(脳内)に舌(身体)が追いつかずどもります。もごもごしゃべってしまった事で再度緊張。以下エンドレス。
そして「何を話せばいいんだろ…」と無言の時間に耐えられず話題を探し視線が泳ぎます。この沈黙タイムと己の体力を計算するため、こまめに時間をチェックします。
結果として私は相手の顔と名前を覚えることができないまま、その場が終わります。でもちょっと待って頂きたい。覚えられない派の私は上の空のまま話をしているわけではありません。
『警戒心センサー作動中!』
覚えられない派の私は無意識の内に「警戒心センサー」を作動させている、と考えています。
『警戒心センサー』とは?
さて。「警戒心センサー」とは一体何でしょうか。曰く、
- 相手が自分に対してどのように対応するのか分析している状態
「この人は自分に対してどんな対応をする人なのか」を判断するため、趣味・考え方や価値観は何か、どのような癖か、話すときによく使う単語は何か、等々得られる情報全てから無意識のうちに相手を分析することを私は「警戒心センサー」と呼びます。
警戒心センサー作動時の挙動
先に「その時、私はどーしてる?」で挙げた内容を警戒心センサーに当てはめてみましょう。
緊張するのは相手がどんな人かまだ良くわからないので、周囲にセンサーを張り巡らせているから。周囲に思考が飛び散っているので集中力も分散されます。また共通の話題を深堀する前に相手の言葉から得る「思考」のパターンを読んでいるため、話題が途中で迷子になり視線が彷徨いだします。
覚えられる派の人たちが相手の詳細な特徴を顔と名前にリンクさせている間、警戒心センサー作動中の私は相手の雰囲気という抽象的なものを見つめます。抽象的なものをつかむために全神経を注いでいるので具体的な細部を見る余裕がありません。
まとめと対抗手段
私自身、敬愛する先輩に指摘されて気付いた警戒心センサー。相手のことを知りたい、という気持ちは同じでも着目点が異なるために「あれ、誰だっけ…?」という事態が発生します。
まとめ
- そもそも初対面で相手の顔と名前が覚えられる人と覚えられない人は、会話の着目点が異なる
- 覚えられる人は相手の具体的な特徴に着目している
- ゆえに詳細情報を積み重ねて記憶できる
- 覚えられない人は警戒心センサーが作動しているため抽象的な特徴を無意識に追っている
- ゆえに詳細情報(名前や顔の特徴など)を記憶するのが苦手
- 代わりに相手の言動を分析することに注力している
詩乃的初対面での会話方法
まだ実験中で会った人全員を覚える事ができませんが、対抗手段はコチラです。
- できるだけ少人数で話せる空間を作る
- 目を見て話す
複数方向に警戒心センサーが作動すると大きなエネルギーを使うので、なるべく出力量を抑えるため少人数で話すようにしています。また、目を見て話す際に相手の話の内容だけでなく、顔を見ることで具体的な特徴を集めることができます。
本当は相手の名前を会話に入れる・特徴をメモする等できればよいのですが、まだそこまでの余裕を確保できないので今後の課題として取り組んでおります。
これから新しい出会いが増えていく時期。この投稿が最後まで読んで頂いたあなたの出会いを有意義にするものになれば幸いです。
それではこれにて、ドロン