夢を、もっと楽しく語るために

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他人の視線なんか気にせず、自分の夢を威風堂々と語るのはワクワクしますよね!皮肉屋たちのことばっかり意識していたら、ストレスホルモンで脳が萎縮してしまいます。

でも、どうせだったら多くの人にあなたの夢の話を楽しんでもらいたい、関心を持ってもらいたい。そうは思いませんか?

3つの関心事

関心ごと

そもそも、人の関心事というのは大きく分けて3つに分かれると思っています。そして、それらの関心事はどれだけ相手に興味が共有されやすいかが異なります。

1 生まれつきの関心事

人は進化の産物であり、生存に有利に働くことには強く関心を抱きます。例えば、火事に野次馬が集まるのは、(脳が形成された当時の)メジャーな災害である火事の原因を知り、対策を練るために好奇心が湧くからです。

他にも、他人のゴシップは気になりやすいです。なぜなら、人が社会性の動物、つまり群れをつくる動物である以上、群れの動向や自分の立ち位置は敏感になった方が有利だからです。

こういった本能的に関心がある事柄は、話せばほぼ興味を抱いてもらえます。どれだけこれらの話題を私達が本能的に求めているは、ニュースなどを見れば一目瞭然です。

2 期間限定の関心事

1の「生まれつきの関心事」ほど絶えず人々に関心を抱かれているわけでないすが、一定の時期に多くの人が同時に興味を持ちやすい事柄があります。

例えば「ワールドカップ」や、「季節」、それに「食事」などです。

普段はサッカーに興味もない人でも、サッカーワールドカップが開催中であれば、日本が勝った負けたなどの話に高い確率で乗ってくるでしょう。

期間限定ではありますが、その時期の間は強く人々の心に共有されます。これらもニュースなどのメディアでその強さが分かります。

3 個人的な関心事

各個人がそれぞれ持っている関心事です。これらは本当に人それぞれなので、多くの場合気持ちが共有されません。しかし、私達がもっとも関心を抱く”夢”は、往々にしてこれにカテゴライズされます。

珈琲にはミルクを

このように、1と2の関心事は伝わりやすく、3の「個人的な関心事」は伝わりづらいです。なので、3に1か2を混ぜれば良いのです。玄人好みの珈琲にミルクや砂糖を入れるように。

例えば、人工知能の持つ可能性について語りたい時、「年間47万件以上の交通事故を、人工知能を使えば未然に防げる」という切り口で始めたり、ワールドカップ開催中に「ブラジル大敗の答えを人工知能が見つけたんだ」といった風に話し始めれます。

最初に興味を抱かせれば、その後の話もきっとお互いが楽しい会話になるでしょう。そう、ミルクコーヒーから入った人が、ブラック好きになるように。