夢を諦めたかけたところからが本当の勝負

まずは自己紹介

こんにちは。梨木ハルトです。

私は現在、会社員をしながら、レコード会社「Swan Song inc」に所属するシンガーソングライターとして活動をしています。

そんなことができるのかと質問されることもありますが、答えは「できます」です

実際に私がそれをやっているから自信を持ってこの答えを言えます。

2015年4月にきちんとした流通とプロモーションの基盤を持ったレコード会社と、商業ベースで活躍する一流のスタッフと一緒に、長年の夢だった1stシングル「Directions」をリリースしました。

今現在も私は会社員をしながら、2ndシングルの制作を進めています。

シングルCD1枚を制作する時間は1~2年という長さです。

会社員をやりながら、プロと同じレベルのクオリティーで制作するということはこれくらいかかるということを肌で実感しています。また、音楽一本でやっていくまでとはいかないまでも音楽業界に一石を投じることができるかもしれない立場にいるという幸せを日々噛み締めています。

駄目で元々、やってみる

私がまだレコード会社に所属する前のこと。
私は以下のような状態にすごく煮詰まりを感じていました。

  • 20代前半に活動していたバンドは解散して会社員に。
  • そしてなんだかんだで30代になってしまった。
  • 会社員としての仕事がそこそこ評価されるようになった。(けれど特にすごく気に入っている会社にいるわけではない)
  • 一人で始めた音楽活動もライブもそこそこできている。(けれど趣味でやっているというレベルに満足していない。ミュージシャンになるという夢はまだ漠然と持っている)

あるとき私は決意しました。

「何も行動しなかったらずっとこのままだ。
本当にミュージシャンになりたいのだったら、一か八か賭けてみよう。
そしてもうこの行動が駄目だったらミュージシャンになるという夢は諦めて趣味として音楽をやろう。」

ちょうど時期的にGWより1ヶ月ほど前でした。

それから私はGWの全ての予定をデモテープの作成と送付というスケジュールにしました。

目標はレコード会社10社に送ることです。

そのとき私は自分が相当信用できなかったので(笑)、自分との約束に弾みを付けるために、4月の後半の週末にある会社に1本デモテープを送りました。

これで1本はデモテープを送ったので、5月の連休にはあとそれと同じ行動をすればいいだけです。

それでもデモテープの作成と送付の日々は、これで自分の夢が終わるかもしれないという気持ちと、また夢へのきっかけが始まるかもしれないという気持ちと、両方が入り交じった不安やら恐怖やら期待やらでいっぱいで精神的にはとても不安定でした。何度もこんなことはやめてしまおうかと思いました。

そのときに、ノートに書いていて繰り返し読み返していた言葉がこれです。

駄目で元々、やってみる

レコード会社所属へ

デモテープの送付が終わってまた日常に戻りました。
これで返事が無ければこれまでと何も変わらない日常なのだ。と思いながら日々が過ぎて行きました。

デモテープを送ってから1ヶ月ほど経ったある日。携帯にメールが届きました。
「デモテープを聞いて可能性を感じるから、実際に目の前で歌っているところ審査したい」という内容でした。
4月に弾みを付けるためにデモテープを送ったあのレコード会社でした。

それから審査の日まで、会社員の傍ら、時間の許す限り作曲と練習をしました。
またツタヤの自己啓発コーナーで、スピリチュアル系から、実践系まであらゆる種類の自己啓発のDVDを見る日々を送りました(笑)

会社を休んで受けた実技の審査の結果は合格。

このときの歓喜は計り知れないレベルでした。

人生で一番嬉しかった出来事とはっきり言えます。

何しろ諦めていたところから起きた奇跡なのですから。

夢を諦めかけている人へ

あなたにも奇跡が起こるなんて無責任なことは言えません。
私が送ったデモテープだって、それに対して何も起こらなかった可能性もかなりあったのですから。
でもね。あなたに言えることがあります。

努力に対して神様は気まぐれを起こすことがあるんです。

行動しなかったら何も変わりはしない。

駄目で元々、やってみようよ

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ITエンジニアとして働きながら、レコード会社「SwanSong.inc(http://www.swansong.co.jp/)」に所属するシンガーソングライターとして活動。 2015年4月に1stシングル「Directions」をリリース(amazon、レコ直などで発売中)。同年6月に1児の父となり、現在、育児、会社員、ミュージシャンを平行して行いながら、新しいライフスタイルを模索中。