3つの聞き方を意識して、コミュニケーションの質を高めよう!

こんにちは。みや(@cottonweed1023)です。

最近、こんな素敵な本に出会いました。

著者の岩松さんはこの本の中で、聞き方には3つの種類があると説明されています。それがコミュニケーションの質を高める上でとても大切な話だと感じたので、今回はその3つの聞き方をご紹介したいと思います。

3つの聞き方

「『聴く力』の強化書」で紹介されていた3つの聞き方を、それぞれ簡単に説明します。

1.情報収集する聞き方(訊き方)

5W2Hと呼ばれるような、「いつ」「誰が」「どこで」といった情報を集めるための聞き方です。

主にビジネスの場で必要とされる聞き方でしょう。

2.一般会話でよくある聞き方

情報収集する聞き方のように「いつ」「誰が」「どこで」といった事柄を聞くこともありますが、一般会話で目的としているのはコミュニケーション

この後ご紹介するもう一つの聞き方もコミュニケーションを目的としていますが、相手の発言を聞きつつ「次に何を話そうか?」と自分が言いたいことに意識が向いているのが一般会話でよくある聞き方です。

3.傾聴の聴き方

先ほどの「一般会話でよくある聞き方」では自分が言いたいことに意識が向いているのに対し、出てきた話題について話し手が「どう思っているか」「どう感じているか」に意識が向いているのが傾聴の聴き方です。つまり、聞き手は話し手にとっての意味と価値に耳を傾けます。

例えば「ディズニーランドに行った」という話題が出たときのことを考えてみましょう。

一般会話であれば「何を食べた?何に乗った?」とディズニーの中身について聞くのに対し、傾聴では「ディズニーに行ってどうだった?(楽しかった?嬉しかった?つまらなかった?)」と、話し手の気持ちを聴きます。

つまり、一般会話では「私は」どう思うかを披露するために聞くのに対して、傾聴は「私」がどう思うかではなく、「あなたにとってどうなの?」を聴くのです。

どの聞き方をするか、考えてみよう

このように、聞き方には3つの種類があるということを知っていると、誰かと話すときに自分がどのモードで聞くのかを意識的に切り替えることができます。

例えば、あなたが友達から相談を受けたとしましょう。そのとき、友達はあなたの意見も聞きたがっているのでしょうか?それとも、ただ自分の話を聴いてほしいだけなのでしょうか?

前者であれば一般会話の聞き方を、後者であれば傾聴の聴き方をしてみる。うまくできるかどうかは別にしても、聞き方を意識するだけでコミュニケーションの質はグッと高まるはずです。

どの聞き方をしてほしいか、考えてみよう

また、自分が誰かに話をしたいときに相手にどの聴き方をしてほしいのかを考えてみても面白いと思います。

わたしは最近「誰かに話を聞いてほしいな〜」と思ったら、相手の意見も聞きたいのか自分の話をただ聴いてほしい(話すことで自分の思考を整理したい)のかを考えるようにしています。

前者であれば友達や家族に話を聞いてもらい、後者であればコーチやカウンセラーといった傾聴のプロにお金を払って話を聞いてもらうのです。

これ、実際にやってみると話した後の満足度が全然違うので、オススメですよ!

まとめ

今回ご紹介した3つの聞き方は以下の通りです。

1.情報収集する聞き方(訊き方)
2.一般会話でよくある聞き方
3.傾聴の聴き方

誰かの話を聞くときに、どの聞き方をするか考えてみる。誰かに話すときに、どの聞き方をしてほしいか考えてみる。それだけで、コミュニケーションの質がグッと上がるのではないでしょうか。

「『聴く力』の強化書」では一般会話でよくある聞き方と傾聴の聴き方の違いがもっと詳しく説明されています。

また、傾聴の聴き方を身に付ける方法についても具体的にわかりやすく説明されていますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。