ライフエンジンのみなさま初めまして。初投稿となります。竹本と申します。
私は心理学であるNLPを学んで9年ほどになりますが、多くの人の悩みを聞いてきました。
その中でも自分が何をしていきたいのか分からないという方が多いですし、とても共感できます。

なぜなら私自身、大学卒業後の20代前半のころは
「自分がやりたいことは何だろう?」とずっと自問自答していたからです。
答えは外にではなく、自分の中にあるというのは聞いたことがありましたし、
本で読んだこともありました。

しかし、自分の中にあるとは言うものの、どのように見つけるか?は
考えても考えても見つからずに悩んだ覚えがあります。
少なくとも自分は人見知りで人と関わる仕事は向いていないと思い込んでいました。

それから紆余曲折を経て今ではITエンジニアを養成する講師の仕事とコーチングを楽しんで提供しています。20代の頃には思いもよらなかったことであり、当時の自分が見たら驚いたと思います。

やりたいことを見つける3つのアイデア

では、どのような経緯で今にいたったのか?
試行錯誤してきた中でもうまくいった3つのアイデアを共有したいと思います。
  1.  「絶対にこれしかない!」というものはない
  2. 「これ面白そう!」と感情が喜びに動いた方向にいってみる
  3. 行ってみて始めて見える景色がある
    順に見ていきます。

1.「絶対にこれしかない!」というものはない

ある日突然、天から「お前のすべきことはこれだ!」とお告げが来る人もいるかも
しれませんが、少なくとも私はありませんでした。
自分がやりたいことに正解はないと思います。
絶対的な正解を求めすぎると、自分の今している選択が誤っているのではないか?
という観念にとらわれてしまいます。

次に挙げた感情が喜びに動いた方向に進んでいれば、長いこと悩むことはありませんでした。

2.「これ面白そう!」と感情が喜びに動いた方向にいってみる

私はこれまで感情が喜びに動いた方向に向かっていきました。
そこには自分が大事にしている価値観が含まれており、「仕事になるか?」ということはその次です。
スティーブ・ジョブスがスタンフォード大学の卒業式でスピーチした「点と点を結ぶ」は
私の大好きなエピソードです。

下記のリンクのPART 3. CONNECTING DOTSを参考にしてください。

Stay hungry, stay foolish. [和訳] スティーブ・ジョブズ スタンフォード大学卒業式でのスピーチ

自分の好きなことをやっていると、その時にはどのように役に立つかは分からなくても自分の中に残っています。数年後振り返った時に、やってきたことを結ぶということをすればいいのです。

好きなことに取り組んでいるときには、わくわく、喜びの感情に溢れています。
そこに自分が大事にしている価値観が含まれていると言えます。
ジョブスはカリグラフィの授業にもぐりにいったといいますが、理由もなく行ったわけではなく、カリグラフィはジョブスの中にある「シンプル」「美しい」という価値観と共鳴したのではないかと思います。

以降にジョブスが作り出すハードウェア、ソフトウェア、アップルストアの建物、仕事のスタイルに至るまで、全てにおいて、「シンプル」「美しい」という価値観が反映されていました。

感情が喜びに動いた方向に向かっていると、自分が大事にしている価値観が見えてきます。そして、自分の行動していきたいことの中に自分の価値観が含まれていれば、それは自分のやりたいことを追求していく道なのではないかと思います。

3.行ってみて始めて見える景色がある

自分のやりたいことが見つかるときは、自分がそれまでに経験してきたことから生まれてくることが多いです。それを参照枠といいます。

やりたいことが見つからない時は、単に参照枠の中に自分の大事なものが入っていないという可能性があります。
それならば、参照枠を広げていきます。具体的には自分が「楽しそうだなぁ」と思ったことを体験することが一番です。人から聞いた、本で読んだ、テレビで見た、ネットで読んだというのは自分が体験していないので、参照枠を広げるには効果が薄いですね。

例えると、参照枠が狭いというのは四方を山に囲まれた盆地の村にいて、
山を越えた先の世界を知らない状態かもしれません。

自分の価値観が含まれる体験が盆地の中にはなく、
山を越えた先にやりたいことが含まれる価値観があるかもしれません。

以上、やりたいことを見つける3つのアイデアでした。参考になれば幸いです。