あなたの価値とは?

今日もあなたへの貢献をはじめます。O.C.Realです。

「あなたには価値がありますか?」と聞かれた時にあなたは何と答えますか?

多くの人は「自分には価値がある」と言えると思います。

では「あなたにはどういう価値がありますか?」と聞かれた時にお金で換算したり、答えに窮してしまう人は意外と多いのではないでしょうか。

目に見える評価というのはいわゆる年収で表せます。じゃあ年収が高い人は価値ある人で、年収が低い人は価値の低い人なんでしょうか?道徳的な観点を除いてあなたはどう思いますか?「そんなことはない。価値観とは多様なものであり、様々な評価があるはずだ。」という回答が返ってくることでしょう。

ではあなたの価値はどのように表現されるのでしょう。

学歴?国籍?働いている会社?人脈の豊富さ?資金?資産?頭の良さ?運動神経?話の上手さ?外見?絵の上手さ?図太い神経?

考えてみるとこれらは全て【他者視点での価値】の対比です。ある一定の基準に対して優位かどうかで判断しているんです。

他者視点での価値観で幸福になれるか

【他者視点の価値観】を持った人が満足感や自信を得る時は人に対して優位性を感じたり、有能感を感じたり、更には相手を蔑むことで優越感を感じる、といった場合もあるでしょう。

しかしどの分野にもあなたより秀でた人がいるものです。あなたが他者をバロメーターにした他者視点の価値観をもった場合、あなたはどこかで必ず劣等感を感じる場面に遭遇するはずです。

もしあなたの周囲があなたの中の何らかの【他者視点の価値基準】において、あなたよりも高い水準であった場合、あなたの自信は脆くも崩れ、自己嫌悪に陥るほどに逆に自分を責め始めるかもしれないのです。

ではどういう価値観が真に幸福な人生を送れるのでしょうか。

他者視点の価値観を捨てた時、唯一残るのは自分への信頼

かく言う私も以前はまさに【他者視点の価値観】の塊であり、人の目ばかり気にする人間でした。今でもうっかりするとこの【他者視点の価値観】に揺さぶられていることに気付かされることがあります。過去にはこの価値観に自らの心を押し潰しされてしまうようなことを幾度となく経験しました。

そんな私が自分を取り戻すことができたのは折りしも自分への評価を人生の中で最低レベルまで押し下げてしまっていた頃でした。

ふと「そもそも何に苦しんでいるんだ?」なんて疑問を思った瞬間、私はその問いに自分に明確な回答がないことに気付きました。そして自分に問いかけ、たまねぎの薄皮を剥ぐようにその答えを求めました。そしてその時私の人生は【他者視点での価値観】に自分が揺さぶられていることに気付かされたのです。

多くの人は子供の頃は親の価値観、学校に行きだすと友人や先生の価値観、大人になると家族の価値観や会社の中の価値観の中で生きていることになります。私が悩んでいた頃はまさに会社の中での価値観に対してでした。

ですが「仕事の出来だとか肩書きだとか学歴だとかそんなものは全て他人が勝手に気にするもので自分が気にする必要があるのか?」という自分への問いかけに「ない」というのが私の回答でした。このことは自分の人生の価値観がまさに【裏返る】ことを意味していました。そしてその結果、至らざるをえなかった結論が「私の価値とは私への【信頼】そのものである」ということでした。

【他者視点の価値観】の中で生きてきた私が【他人の目】という価値観を削ぎ落とした時、私の中に残ったのはたった一人の私自身でした。そして私視点での価値観で見たとき、私の評価は【自分への信頼】しかないことに気付きました。

自分への信頼はブレることがない

他者視点での価値観の中で生きてきた私はいつも自分を低く評価し、蔑んできました。これは全くの真逆の人もいると思います。つまり他人を蔑むことで自分への評価を高めている人です。一瞬の優越感の為に、周りを言ってみれば不幸にしてしまうようなやり方です。【他者視点での価値観】は自分かもしくは他人を不幸にしてしまう価値観とすら言えるかもしれません。

しかし【自分への信頼】という価値観はブレることがありません。何故なら価値観の軸が自分の中にあるため、周囲の評価など気にならないのです。

自分への信頼を高めるには

自分への信頼は一朝一夕に高まるものではありません。しかし同時にあなたが今まで他者視点で生きてきたのなら自分への再評価をする機会にも恵まれたことになります。

つまりあなたの人生の中で【できなかったこと】にフォーカスするのではなく【できたこと】に焦点を当てるのです。

日々の【できたこと】はLIFE ENGINEの中でも度々話題に上がるタスク管理でこれまでただ日々の流れに呑み込まれていたあなたの【実績を確認すること】で達成感を実感することです。

何も今できていることにのみ注目する必要はありません。幼い頃にできて達成感を感じたことを一つ一つ思い出しながら、書いてみましょう。ちなみに私は小学校2年生のクリスマスにもらったプラモデルを38℃の熱を出しながら6時間かけて完成させたことなんて今でも【好きなことならとことん集中できる】という自信につながっています。

こういった小さなことの積み上げが自分の中に【信頼】が貯まっていき、【信頼】が【自信】へと変わっていくのです。

全ての土台は自分への信頼

【自分への信頼】という価値観に気付いた後にこういった生き方は既に世の中に示されていることを知りました。

著名なスティーブン・R・コヴィー博士の【7つの習慣】でいう「インサイド・アウト」という考え方や【嫌われる勇気】で解説されるアルフレッド・アドラー氏のアドラー心理学でいう「人の悩みは対人関係の悩みである」という言葉と非常に近いのものだと思います。

【自分への信頼】は7つの習慣では特に【私的成功】の部分が当てはまると思いますが、7つの習慣の中では更に【公的成功】【最新再生】が提唱されています。このあたりは我らがjMatsuzaki(今さら人に聞けない!3分でわかる「7つの習慣」まとめ!!)が詳しく書いてくれているので割愛しますが、これらも全ての土台は【私的成功】であり、つまりは【自分への信頼】こそが大切だと書いています。

また7つの習慣では信頼を貯めることを【信頼口座】【信頼残高】という素晴らしくわかり易い表現をしてくれています。この【信頼口座】に【信頼】を貯蓄し【信頼残高】を高めることで【自信】に繋がるということですね。

自分への【信頼残高】はマイナスになる?

【自分への信頼】ということに気付きかけていたとき「自分自身を裏切ることで自分自身の信頼はマイナスになりるのでは」という疑問に私はぶつかりました。他者視点での価値観に振り回されていた私です。自分への信頼なんてその時点ではほとんどなく、むしろ自分に対する無能感の方がよっぽど上回っていたように思います。

しかし他者視点での価値観を捨て去った私の中にいたのは一人の私自身です。世界にたった一人私がいたとして、私は自分への信頼をなくすことなどあり得るでしょうか。答えはノー。信頼は貯蓄してそこから引き出すことこそあれ、借入することなどあり得ないのです。

【自分の人生を歩む責任】という【信頼口座】

またこの時、もう一つの重要な考え方に私は至りました。私はこの世に生まれて以来【自分の人生を歩む責任】を負っていることを感じました。

今のあなたは会社に生かされている訳でも、国に生かされている訳でもありません。自分の力で、その自分が歩んできた人生の中で、【自分の力で生きている】のです。

私はこの【自分の人生を歩む責任】こそは私という器を表しており、この器こそ【信頼】を貯蓄する【信頼口座】だと思っています。

この【信頼口座】に【信頼】を【貯蓄】し【信頼残高】を高めていくことこそが【人生の価値】だと気付いたんです。

あなたはそこにいるだけで価値がある

自分の人生を自分の下に取り戻すには先にあげた【7つの習慣】や【嫌われる勇気】は非常に参考になり、あなたの人生の見方を180度変えてくれる本になるかもしれません。

ですがなかなか物量があり、容易に手に取れるものではないことは読んだ私が実感しています。

ですからまず最初にこのことだけ考えてみて下さい。

「あなたは誰かの人生の為に生きなければならないのか。もしそうなら誰がそれを強いているのか」

会社の上司に叱責されたってその事にわざわざ【傷ついてあげる】必要はどこにもありません。お金がなくてもあなたがその事に【苦しんであげる】必要もないのです。何故ならあなたには【あなたの人生を歩む】という責任しかこの世に生を受けて以来課されていないのですから。

だからあなたが他の何かに対して責任感を感じているならそれはただの勘違いであり、全てはあなたが自分にそれを強いているだけであり、自発的に選択した感情のはずです。

ですからまずは自覚して下さい。あなたは【自分の人生を歩む責任】を果たしていることを。

そして意識して下さい。あなたの価値を高めていくのはこの【自分の人生を歩む責任】という【信頼口座】に【信頼】を【貯蓄】し【信頼残高】を高めていくことだということを。

私は【自分の人生を歩んでいる】、ただそれだけで価値があると思っています。世界であなたの人生をあなた以外には歩めないんですから。後はいつもプラスの【信頼口座】に【信頼】を【貯蓄】するだけ。

そう考えるとあなたの【価値ある人生】、楽しいことしかないですね♪