携帯電話のアラーム音が鳴り響く、平日の朝。
「布団から出たくない…」
アラームを止め、再び心地よい眠りの中へ。しかし、無常にも5分後にまた同じアラーム音が鳴り響く。
そんなことを何度か繰り返したのち、やっと起きる決心をして布団から出る。
「会社に行きたくない…」
いつものようにそんな思いが頭をよぎりつつ、朝ごはんもそこそこに急いで出かける準備をして駅へ向かう。
ホームには、自分と同じようにスーツを着て電車を待っている人がすでに列をなしている。
到着した電車は、どう見てもすでに満員。
「乗りたくない…」
しかし、この電車に乗らなければ会社に遅刻するので仕方なく無理やり乗り込む。
会社の最寄り駅に到着し、電車を降りた頃にはどっと疲れが押し寄せる。
まだ、1日は始まったばかりなのに…
なぜやりたくないのにやるのか
朝、目覚ましが鳴っても起きたくない。起きても、会社に行きたくない。
このように、やりたくないと感じているけど毎日のようにやっていることってありませんか?
ある、という方に質問です。
「やりたくない」という感情と、ちゃんと向き合ったことはありますか?
「起きなければいけないから」
「会社に行かなければいけないから」
そんな理由とも言えないような理由で、自分の感情をないがしろにしてはいないでしょうか?
わたしが朝起きたくなかった理由
わたしも以前はそうでした。朝、起きたくない、会社に行きたくない。月曜日はいつも憂鬱で、早く週末になってほしかった。それが当たり前でした。
でも昨年、そんなわたしにある変化が起こりました。
ライフエンジンのセミナーに参加したことをきっかけに「毎朝会社に行く前にブログを書く」という生活を始めたら、朝起きたくないという気持ちが消えたのです。
「ブログを書く」ということはわたしにとって「やりたいこと」でした。つまり、朝起きればやりたいことができるため、朝早く起きたいという気持ちが芽生えた。
前日に遠出して疲れている日も、夜更かししてあまり寝られなかった日も、不思議なくらい自然と目が覚めました。
そんな日々がしばらく続いて初めて、朝起きたくないと思っていたのは起きてまでやりたいと思えるようなことをやっていなかったからだと気付いたんです。
「やりたくない」にも理由がある
わたしの例のように、何かをやりたくないという感情には必ず何かしらの理由があります。
朝起きたくないのは寝不足だからかもしれないし、体調を崩しているからかもしれない。寒いからかもしれないし、行きたくもない飲み会があるからかもしれない。そもそも遺伝子的に、夜型人間だからなのかもしれません。
自分はなぜ、起きたくないと感じているのか。考えたこと、ありますか?
やりたくない理由が見つかれば…
ちゃんと考えてみれば、きっと起きたくない理由が見つかります。起きたくない理由が見つかれば、自分の行動を変えることができます。
早い時間に寝る。病院に行ってみる。起きる前に部屋をあたためておく。飲み会をキャンセルする。朝起きるのを諦めて夜型人間として生きる。
自分の行動を変えれば、したくないことがひとつ減ります。そうやって自分のやりたくないことにきちんと向き合い続けていけば、一日の中でやりたくないと感じることが少しずつ減っていき、自然とやりたいことだけが残る。
想像するだけで、ワクワクしませんか?
さぁ最後の質問です。
あなたはやりたくないと感じていることをそのまま続けますか?それとも_____